県内企画展作品表装①【西讃ブロック】

7月25日(木)に西讃ブロックの各校書道部員と顧問の教員が観音寺第一高校に集まり、臨書作品の裏打ち作業を行いました。

今回の参加校は善通寺第一高校、琴平高校、笠田高校、観音寺第一高校、多度津高校の5校で、各校で清書した作品を持ち寄りました。

 

初めに、各校で臨書してきた作品をホワイトボードに貼り、全ての箇所が揃っているかや全体の配置等の最終確認を行いました。

 

そして、教員から裏打ち作業の手順について説明がありました。

生徒の中には初めて裏打ち作業をする生徒も多く、生徒たちは見本で教員が作業する様子を真剣に見て手順を確認していました。

 

説明を受けて、実際に生徒たちは自分たちの作品の裏打ち作業に取り組みました。

まず、作品を裏返し、霧吹きで作品全体を湿らせます。この時に霧吹きを上手く使ってバランスよく水を吹きかけることが難しそうでした。

湿らせた作品に水を浸透させるため、一旦作品を軽く折りたたみ、新聞紙に包みしばらく待ちます。

 

次に、刷毛を使って作品にしわが入らないように慎重に伸ばしていきます。

長さのある作品の場合は生徒同士で協力し、持ち上げたりしながら破れないよう作業を進めました。

そして、事前に生徒が裁断した鳥の子用紙に糊を水で溶いたものを塗り、それを伸ばした作品に重ねます。

上から紙をあて、刷毛で空気が入らないよう注意しながら接着していきました。

最後に、机からゆっくり剥がし、乾燥用のパネルに貼り付けて作業は終了となります。

生徒が普段は体験することのない裏打ち作業をする貴重な機会となり、自分たちの作品への愛着も更に湧いてきたようでした。

生徒たちは他校の生徒とも協力し合い、予定よりも短時間で作業を進めることができました。

後日、乾燥させた作品を裏打ち用パネルから剥がしたものがこちらになります。

今後は、周囲を綺麗に裁断したものを展示用パネルに貼り込む作業をして完成させる予定です。

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