令和2年度 書道実技講習会
12月12日(土)に香川中央高校において、書道実技講習会が開催されました。
各校から書道部員生徒30名と書道教員が集まり、講演と実技が行われました。
講師として、県内高校で長年書道教育に携わってこられた廣田茂昭氏をお迎えし、古筆についての講演を
いただきました。
用具の説明や古筆を学ぶ意義について丁寧にご講演いただき、生徒たちも真剣に聴いていました。
その後は実技に移りました。
小筆を使った基本練習から始め、仮名の美しい線を生み出すために必要な技法を練習しました。
そして、次は平安時代に書かれた古筆から「高野切第三種」をテキストとして、臨書を行いました。
いくつかの文字を連続させて書く連綿を練習し、和歌一首を書きました。
生徒たちはまず鉛筆を使って繰り返し臨書をし、特徴を十分に掴んでから小筆での臨書に挑戦しました。
講習会の後半は、俳句を題材とした作品制作を行いました。
各自が仮名の組み合わせや行の構成などを考えながら細やかな添削指導を受け、熱心に筆を運んでいました。
講習会の最後に行われた講評会では、互いの作品をじっくり鑑賞し合い、1日の講習会を締めくくりました。
コロナ禍の中でも書を通して交流でき、充実した時間となりました。